今までの本コラムは、経営に関わる話題が中心でしたが今回は、目先を変えて定年退職後の生活のあらましを述べたいと思います。
私は定年の3年前に希望退職に応じ、その後中小企業のベンチャー企業に2年ほど勤めてから「毎日が日曜日」の生活に入りました。在職中に取得した中小企業診断士の資格で細々と仕事もしています。その他にはボランティア団体に入り地域の仲間づくりに励んでいます。
ではどのようなボランテアをやっているかを次に紹介します。
1. 交通安全指導員
外見は警官ですが、厚木市から委託を受け交通整理をしているのが「交通安全指導員」です。活動は春と秋の「交通安全運動」、夏と冬の「交通事故防止活動」での立哨指導、小学生の交通指導などです
2. 祭り世話人会
私の住んでいる森の里は30年前にできた新興住宅地で、引っ越して来た時は「隣は何をする人ぞ」と知らない方ばかりでした。住民を結びつける早道は何か、それには祭りがよいと考え、その運営をするのが「祭り世話人会」です。
今では森の里三大祭りと言われる「鯉のぼり祭り」「夏祭り」「クリスマス祭り」は各30年近くの歴史が有るまでになりました。
3. 森の里ぐるっと
森の里もご多分にもれず少子高齢化が進んでいます。近くのスーパーに買い物に行くにも高齢者にとって大変で、所謂「買い物難民」を生み出しています。その解決策として厚木市からの補助を受け森の里のバス通りをワンボックスカーで定期的に無料で運転しています。また、最近は「陸の孤島」と言われる森の里で、最寄りの駅である小田急線愛甲石田駅から森の里まで深夜便を運行しています。
4. うぐいす
毎月第1日曜日午後1時30分から森の里若宮公園の梅園の草刈りや梅の選定などをするグループです。作業が終わった後の酒宴が楽しみです
5. しじゅうから
毎月第1日曜日の午前中に近くにある特別養護老人ホール「玉川グリーンホーム」で車椅子をみがいたり、窓ふきをするグループです。
たまに入居者の買い物の付き添えをしていると数年後には私も入るのかなとも考えています。
6. おやじのたまり場
定年退職した男性が自宅で「ぬれ落ち葉」と言われているのを、外に連れ出し、小学校や中学校のグランドの草刈りや道路や公園の手入れ、カラオケ、将棋等の趣味の同好会等のグループです。
これらの活動を通じていろいろな方から刺激を受けています。地域に少しは貢献しその結果、私自身のボケ防止、生き生き生活、リフレッシュにつながっていると思います。でも最近は少し疲れ気味で、ボランティアを絞ろうかなと思うこのごろです。
人によってボランティアは自分の時間を犠牲にしてやっている、そんな時間は無いと言われる方もいます。私は仕事もやっているし、趣味で家庭菜園もやっています。仕事の割り振りは仕事第一、二番目にはボランティア、そして合間に家庭菜園で何ら問題は有りません。これからもこの方法で続けていく予定です。
大沼浩治